BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

暴太郎戦隊ドンブラザーズ ドン11話 感想

 獣人が人間界に現れるビジョンを見たソノイは、ソノニ、ソノザを伴いある場所へ。そこはなんと、陣が幽閉されているあの監獄。ソノイ曰く、彼はなんらかの罪を犯してここに収監されており、この監獄は獣人が人間界に現れるのを防ぐためにあるとのこと。陣はここに自分がいる以上獣人が人間界に現れることはありえないとしながらも、獣人は折り紙を折る行動をとり、そこで何を折っているのかに注意しろと警告する。曰く、猫か、鶴か、ペンギンか…。

 

 一方その頃、例によって追われていた翼でしたが、人間離れした速さで追いかけてくる刑事の狭山によって捕まり、口の中に猫の折り紙を押し込まれてしまう。どうにか逃げ延びたものの、急激に体調が悪化。助けを求めてつよしの家へやってきたところで、以前の立てこもり騒動の時と同じく、タロウを除くみんながつよしの家に集まる展開に。指名手配犯という設定上、どうしても翼がメインの回は彼のところに他のメンバーが集まってくるという展開にならざるを得ないんですかね。はるかと真一が翼の看病をしつつ、折を見て単身ヒトツ鬼と戦っているタロウのところへ助太刀に行くことで発生するドタバタに笑いましたけど、真一が「洗面器に塩を入れて頭に乗せ、患者の回復を祈る」という聞いたこともない民間療法をつよしにやらせた結果、戦闘に強制召喚されたキジブラザーが頭に洗面器を乗っけていたため、つよし=キジブラザーだとはるかと真一が知ることになるという、なんだこの流れ。こんなトンチキな流れでヒーローの正体がばれるのは、後にも先にもないでしょうな…。

 

 一方、そうこうしてる間にも結局悪化の一途をたどる翼の病状。と、翼以外誰もいないつよしの家に帰宅したみほは、翼の姿を目にして突如豹変。翼の口から猫の折り紙を取り出したかと思ったら、自らは鶴の折り紙を折り始める…。うわぁ、よくもまぁこんなどんどんとえげつない方向へ話を進めていけるもんですね。しかし、陣の話とみほの行動を見る限りだと、もしかすると獣人には折り紙の種類によって3つのタイプが存在していて、それらは互いに対立しあう関係だったりするのでしょうか。今のところ無差別に人間に危害を加えるような行動はとっていませんが、それだけにソノイがあれほどおびえ警戒感を露にする理由がまだわからないのが不気味ですね…。

 

 その一方、井上敏樹の関心がもうドンブラザーズと脳人と獣人の三つ巴の展開に移りつつあるのか、今回はタロウに忍者ごっこと一蹴された忍者かぶれのおっさんが手裏剣鬼になるという、ヒトツ鬼の出し方が早くもやっつけになり始めた感がありますね…。