BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

ウルトラマンブレーザー 第3話感想

 新エネルギー・ティーテリウムを貯蔵していた貯蔵タンクが一夜にして空になるという怪現象が世界各地で発生。これが怪獣の仕業によるものだと推定したSKaRDは、その切り札である特戦獣アースガロンを満を持して投入する。

 

 まさに「満を持して」という表現が相応しいアースガロンの登場。メンバーが揃い訓練に励む隊員たちの描写が相変わらず丁寧ですし、アースガロンの発進シークエンスも、歴代メカゴジラの発進シーンの集大成とも呼ぶべきものでした。特にブースターを点火して飛び立つ直前、背中に冷却剤が吹き付けられる描写がこれまでにはなかったものでしたね。ティーテリウムを体内で反応させているため、火気で迂闊に攻撃すると大爆発しかねないという厄介な怪獣タガヌラーが初陣の相手となりましたが、そんな相手だけに格闘戦を行えるという利点を発揮することができましたし、口からのアースファイアでタガヌラーの右手の鎌をピンポイントで破壊するという器用な芸当も披露。惜しくもその後タガヌラーの攻撃で電源喪失ブレーザーにバトンタッチすることになりましたが、その後も尻尾に内蔵されたミサイルでブレーザーを援護し、初陣としては見事な活躍を見せてくれました。ブレーザーもエネルギー反応で高熱化したタガヌラーに文字通り手を焼かされながらも、なんとか撃破。高熱を発する怪獣に思いっきり熱がるウルトラマンというのも、なかなか見ない画でした。マン兄さんはもっと熱いザンボラーに平気で馬乗りになってチョップしてましたが…。