BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

今週の仮面ライダービルド 第19話感想

 難波重工の人間として氷室の前に現れ、今後は自分が東都政府と難波重工の窓口になることを告げる内海。彼を助けていたのはまたしてもスターク。時期的にあの頃には既にファウストを見限ってスクラッシュドライバーの技術を手土産に北都政府への鞍替えする準備を進めていたのでしょうから、自分が去った後に東都政府と難波重工のパイプとなり、かつ自分にとって都合のいい人間を探していたのでしょう。その意味では内海はまさに適任中の適任と言える人間ですから、つくづく抜け目のない男です。

 話の内容的にはスクラッシュドライバーの連用による龍我の心身への悪影響を危惧する戦兎と、戦兎のことを思い一日でも早く戦争を終わらせるためわが身を犠牲にすることも厭わない龍我が対立。一方、三羽烏はスタークの提案を受けハザードトリガーによる強化を受けてハザートスマッシュへと変貌。倒されたら肉体が消滅するというリスクが提示されているのが、今後さらに待ち受けているであろう悲劇を予感させます。一方、戦兎の前に現れたスタークは彼にもハザードトリガーを提示。相変わらず対立する勢力の間を蝙蝠のように飛びまわり、スタークよりもナイトローグの姿の方が似合うんじゃないかと思わせるマスターですが、そうして双方の戦力のインフレを図る理由はますますもって見えてきません。