圭一郎と音楽の話で意気投合したジュレの常連客、未那。圭一郎に恋心を抱く彼女は間近に迫ったオーストリアへの留学に旅立つ前にその思いを打ち明けようとするが、鈍感な圭一郎は気づかない。業を煮やした初美花は未那のためにひと肌脱ごうとするが・・・。
この番組始まって以来、いいところしか見つからず（というより欠点すら魅力的に見えてしまう）視聴者の間での株の値上がりが止まらない男、朝加圭一郎。子供好きにも関わらず子供にはさっぱり好かれない彼ですが、彼の魅力に気づいて好意を寄せてくれる女性はちゃんといるということが明らかになって、とりあえずホッとしました。プライベートではレコードで音楽鑑賞をする趣味があるというのは意外な一面でしたが。
未那の気持ちに応えてもらおうとする初美花と、あくまでも彼らしい不器用な姿勢を貫く圭一郎。それぞれの欲望が反映される夢の中にあってなお、我欲まみれのつかさと咲也（特に咲也）に対し、自分たち警察官が必要とされない事件も何にも起こらない日常を求めているというのが、つくづく無私の人ですね、この人。ただ、なぜ初美花は夢の世界でも現実の世界と同じ意識を保ち続けることができたのかが謎ですが・・・。一方、あの場にいなかったはずにも関わらず初美花が夢の世界にいたことから、再びジュレの3人に対して疑惑をもたげる圭一郎。ザミーゴもデストラを呼びつけて何かを企んでいるようですし、物語が再び大きく動くかもしれませんね。
