BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

神ノ牙 -JINGA- 第2話感想

 前回、ホラーが憑依した女子校生を斬ったはずが、斬った相手が元の人間に戻り、魔戒剣にもホラーは封印されていなかったという前代未聞の異常事態が発生。楓沙が文献をあたってみるも、やはりいくら調べてもこんなことは例がない模様。というか、これがどれだけ異常なことかは視聴者にだってわかるぐらいなんですから、自分たちだけで調べていないでさっさと番犬所か元老院に報告して調べてもらえと言いたくなります。まぁ、そうしたらそうしたで神牙は体をバラバラにされて徹底的に調べられてもおかしくないからそうしないのかもしれませんが。

 謎を抱えたまま番犬所の指令でホラーが潜んでいる可能性のある屋敷へ向かう神牙たち。そこで待ち受けていたのは、鏡を使って人の陰我を増幅して相手をゲートに変えてしまう能力を持つホラー。これまでの作品でもこの手のホラーは戦闘能力は皆無でもえげつない精神攻撃を加えてくる厄介な奴でしたが、今回は刀眞がその犠牲に。主人公の弟がホラーになってしまうなんて、これまでの作品だったら絶望しかない展開ですが、一縷の望みをかけて神牙が刀眞を斬ると、またもや刀眞が人間に戻るあの現象が発生。どうやらそれは前回ホラーに噛まれた右手で斬ることによって起こるもののようですが、もしかしなくてもどう考えたって何かやばいことが神牙の体に起こってますね。それに、ホラーと化した父を神牙が斬ったという話も、なんだかだんだん疑わしくなってきましたが、真相はどうなっているんでしょう。始まる前からわかっていたとおり、やはり不穏な気配しかしない物語ですね。