BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

今週のウルトラマンR/B 第16話感想

 アサヒの言葉で兄弟の絆を取り戻し、ウルトラマンルーブに変身してグルジオキングを倒したカツミとイサミ。しかし、過去に自分がいた記録が見つからないことを気に病んだアサヒは家出をしてしまい、カツミとイサミは懸命に探すことに。シリアスな話なのに、「初めての娘なんだから親バカ全開で写真を撮りまくるに決まってるだろう」というウシオパパの発言には笑ってしまいました。

 まぁ何といっても衝撃だったのは、愛染社長というかチェレーザの退場ですね。シリーズ前半でメインを張っていた悪役が、後半になって現れた敵キャラによって利用された挙句始末されるというだけでも大変なことなのに、その始末のされ方が空気清浄機に吸い込まれるというハウスダストみたいな扱いだったのが前代未聞です。後にも先にもこんな死に方する敵なんていないでしょう。本質的にはエボルトと似たような存在のはずなのに、どこでこんな差がついてしまったんでしょう。はた迷惑な奴ではありましたが、こんな末路を迎えたとなるとさすがに気の毒になりますね。まぁこれまでのしぶとさを考えると、実は死んだわけじゃなくて復活するというのもありそうな話ですが。

 そうして名実ともに愛染社長の椅子を乗っ取ったサキが呼び出したのがネロンガ。一般的な知名度は低いですが、エレキングよりも先に登場した元祖電気怪獣にして元祖透明怪獣でもあるという、ウルトラシリーズの歴史においては記念碑的な怪獣です。ウルトラマンと戦った時には自慢の放電攻撃も胸をドンと張ったウルトラマンに受け止められて全く効果がありませんでしたが、今回はその放電攻撃も効いていましたし、猛スピードの突進攻撃や飛びかかりを行うなど、敏捷性もアップしてやはりパワーアップしていたようですね。サキはネロンガを利用して街の電気を集めていたようでしたが、最後に彼女が見ていたアイゼンテック本社タワーの改造完成予想図といい、一体何を企んでいるんでしょうか。