BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

今週のウルトラマンR/B 第21話感想

 ロッソ、ブルとグランドキングメガロスの対決は、結局痛み分けに終わることに。オーブのマガグランドキングに続き、またもや自分の光線を反射されてやられるという倒され方に終わりましたね。

 その後、サキは街の名物のおまんじゅうを持ってクワトロMを来訪。なぜかセーラー服を着ていましたが、その意味については結局最後まで謎でしたね。訪問の意図は湊兄弟に「死んでくれ」という無茶なお願いをするためで、当然聞き入れられるわけもない兄弟とアサヒに、彼らの母の失踪の真実を語るサキ。しかし、ここまで引っ張った割にはその真相は、アサヒの言う通り「事故」の一言で済んでしまうようなものだったので、案外拍子抜けでしたね。

 結局、ホロボロスに変身して実力行使で兄弟を倒そうとするサキ。カツミの心の迷いからルーブに変身できず窮地に陥ったそのとき、サキの前に立ちはだかるアサヒ。その姿を見たカツミとイサミは、ウルトラマンである以前にアサヒを守る兄として戦う決意を新たにし、ルーブに変身してホロボロスを圧倒。ジードは偽物として生まれたウルトラマンが本物になるまでを描いた物語でしたが、ルーブはもはや自分たちがウルトラマンとして本物かどうかなどではなく、大切な家族を守り抜くという人間としての当たり前のことを貫くという方向に持っていくのがこの作品らしいですね。

 アサヒが悲しむという理由で、あえてサキにトドメを刺さなかった兄弟。さらに、本当は使命のためなどではなく兄たちの仇を討ちたいだけなのではないかという本心を指摘されてそれを否定しながら逃げるサキを追い、アイゼンテック社の地下研究室にたどり着くカツミ達。そこで、兄弟とサキの持つジャイロが反応し・・・。