BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

今週のウルトラマンR/B 第20話感想

 アサヒからサキの語った1300年前の出来事について聞かされる湊兄弟。サキの境遇に同情を寄せて力を合わせることを模索しようとするカツミと、勝手に地球を爆破しようとするサキに怒りの収まらないイサミ。そのままルーブジャイロを奪還しようとアイゼンテックに乗りこもうとするが、そこへ突如ゴモラが出現し・・・。

 相変わらずの喧嘩を繰り広げる兄弟。まぁ、兄たちが命をかけて守ろうとした地球を、こともあろうに爆破してルーゴサイトを道連れにすることによって兄たちの犠牲に報いようとするサキの考えはめちゃくちゃなので、イサミが怒るのも無理はありませんが。今回ルーブジャイロが自らの意思で兄弟の元へやってくる描写がありましたが、オーブリングといいこれといい、惑星O-50に由来を持つ変身アイテムは自ら主を選ぶのが普通なんでしょうか。

 今回の怪獣はおなじみのゴモラ。おなじみとはいえ実際に登場するのはX以来、悪役として登場するのはギンガS以来、さらには野生の個体として登場するのは実にマックス以来となりますね。地下で眠っていたところを起こされてという登場の仕方は初代を彷彿とさせます。キングジョーをも拘束した怪獣拘束システムをものともせず、野生の個体としては初となる超振動波まで使ってロッソとブルを苦しめる大暴れ。にもかかわらず、その後サキが変身したグランドキングメガロスにあっさりとやられてしまう不憫な扱い。勝手に起こされて勝手に殺されるという理不尽な末路まで初代っぽいですね。

 それにしても、いくら今回の相手がグランドキングだからといっても、負けるのが多すぎじゃありませんかねロッソとブルは。いくら敗北から立ち直るのがヒーローの見せどころだとは言っても、こうも何度も負ける場面が多いとさすがにヒーローとしての沽券にかかわってきそうなものですが。