BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

牙狼 -炎の刻印- 第12話感想

 魔界から巨大なホラーを召還しようとするメンドーサに攻撃を仕掛けるレオンとアルフォンソ。しかし、レオンはメンドーサの見せる母が焼き殺される幻影に捕らわれ、ついには心滅獣身状態に陥ってしまう。心滅獣身牙狼の放つ炎によって炎に包まれる街。その暴挙を止めるため立ち向かったアルフォンソによって鎧は解除され、そして、自ら牙狼の鎧を身にまとうアルフォンソ。そして、アルフォンソとの戦いの最中メンドーサは巨大ホラーによって丸呑みにされ、その巨大ホラーもまた、アルフォンソによって討たれましたが・・・。

 メンドーサとの決着がつくところまでは予想していましたが、この展開は予想を超えていました。戦隊とかなら上層部によって変身アイテムを取り上げられ変身できなくなるという展開はありますが、よもや暴走して大きな被害をもたらしたあげく、仲間に見放されてその仲間に鎧を奪われるとは、蟹座のデスマスクの次ぐらいにひどいですね。どうも黄金騎士というのは、鋼牙や雷牙のように最初から全く隙のない奴がいる一方で、流牙やレオンのような未熟者がいたり、どうにも出来不出来が大きいです。いずれにせよ、レオンにとってはこれが始まり。英雄とは常に勝利する者や、常に正しき道を歩む者に非ず。何度倒れても間違っても、立ち上がり進み続ける者こそ、英雄となれるのです。