BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

今週の動物戦隊ジュウオウジャー 第11話感想

 デスガリアンの殺戮マシーン・ギフトに敗れたジュウオウジャー。危ういところを鳥男に助けられた大和は、迷いながらも行方不明のキューブを持っている鳥男のことを仲間たちに打ち明ける。鳥男との戦いの末にキューブを取り返すチャンスが訪れたその時、動き出したギフトと大和がたった一人で戦っていることを知った仲間たちは・・・。

 ついに訪れた鳥男との再会の時、そして新合体ロボの登場と、少し早いですが1クール目の総決算ともいうべき話。今回はじめておじさんが年長者らしい務めを果たしましたね。「芸術家にとっては自分の思ったことが真実だが、学者はそうはいかない」という言葉がおじさんらしかったです。決心の末の大和の言葉によって、ついにキューブを持っている鳥男のもとにたどり着くセラ達。大和を救ったぐらいですから悪い人間ではなさそうですが、キューブを奪ったことを責められても「あんな世界とのつながりなど切れてしまった方がいい」と言い切る鳥男。やはり村上氏の演じるキャラだけあって、一筋縄ではいかないようですね。

 キューブを取り返すまであと一歩というところまで迫りながらも、大和の危機を知って駆けつける仲間たち。チームの仲間たちが戦いを経て確固たる絆で結ばれたことを示すエピソードは1クール目の終わりには必ず描かれるものですが、今回は特に名作でしたね。そしてその絆に応えるように、全てのキューブアニマルが合体して誕生するワイルドジュウオウキング。これまでの縦方向だけでなく横方向にもキューブが合体して完成するというのが、視覚的にも実にわかりやすい合体でした。