BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

牙狼 魔戒烈伝 第6話感想

 魔戒法師・エリカと出会った闇斬師・媚空。宝剣を里に持ち帰る途中であり、方角が同じだと媚空に同行を申し出るエリカだったが・・・。

 今回の主役は「魔戒ノ花」で初登場し、劇場版「媚空」では主役を務めた闇斬師・媚空。闇に堕ちた騎士や法師を始末するという、いわば汚れ仕事を担うがゆえに仲間からも忌み嫌われ、自身もまた誰も信用しない。数多い牙狼シリーズの登場キャラクターの中でも最も「孤独」「孤高」という言葉が相応しい媚空というキャラクターを、さらに掘り下げる話となりました。決して笑わず、無駄口を叩かず、寝るときすら座ったままというどこまでもストイックな姿が、秋元才加氏の元AKB48とはとても思えない男前なキャラとマッチして、相変わらずのはまり役でした。彼女の暗殺を狙った者の正体は結局わからないまま媚空が始末してしまいましたが、闇に堕ちた者とはいえ同輩を殺して回る彼女は、いろいろと恨みを買っているのでしょうね。去り際にエリカにかけた言葉は、自分と同じく自分の力のみを頼りに孤独に生きるしかない境遇の彼女に対する、せめてもの励ましだったのでしょう。