BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

今週のウルトラマンオーブ 第21話感想

 かつてオーブが倒したハイパーゼットンデスサイズが街中で出現と消失を繰り返し目撃される。その現場で必ず目撃される青いリボンの少女の正体を追うガイとSSP。少女の正体はゼットン星人が自分が倒されたときに代わりのボディとして用意しておいた人口生命体。ゼットン星人といえば配下であるゼットンの強さとは対照的に、人間と戦ってあっさり敗北するのを初代の頃から続けてきましたが、さすがにそんな自身の弱さを自覚したのか、やられても行動継続できるように策を用意していましたね。復活したハイパーゼットンデスサイズは見た目は変わらないものの強化されていたのか、オーブオリジンをも追いつめる強さを見せたものの、老夫婦との交流によって自我に目覚めていた少女が自らの記憶と引き換えにゼットン星人の意識が宿る腕輪を外したことで弱体化。そのまま倒すのかと思いきや、まさかのサンダーブレスターへの変身でトドメには驚きました。今回は建造物を引っこ抜いて殴るような戦い方はしていなかったので、それなりにベリアルの残虐性を抑え込んで戦うことができるようになったんでしょうか。少女が記憶を失ったものの息を吹き返し、そのまま旅に出るのはちょっと唐突な気もしましたが、どのような目的や経緯で生み出されたものであっても命は命だという命に対する優しさを感じられる話でした。