BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

今週の快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー 第21話感想

 前回の戦いを終えて、快盗たちの前に先回りして現れたノエル。そこへ現れたコグレの口から、コグレもまたノエルとは旧知の仲であり、しかも彼と同じくルパン家に仕える者でありコレクションを改造するエンジニアであるという驚きの事実が明らかに。本当にこの男、どれだけの顔を持っているのか。国際警察に潜り込んだのは彼らがコレクションを所持しているという情報をつかみ利用するために潜入した・・・という説明でしたが、パトレンジャーにVSチェンジャーやビークルが渡ったことに関しては「うっかりミス」という説明で片づけたのが怪しいですね。登場していきなりここまで両陣営を見事に煙に巻いている男が、そんなうっかりミスをするとも思えませんし・・・。

 翌朝国際警察に顔を出したノエルは、前日の戦いで快盗を手助けしたことについて当然の詰問を受けるも、潜入捜査上の秘密と命令系統の違いを盾に説明を拒否。そんなところへ届いたギャングラー怪人出現の報。ノエルはその情報を快盗に横流しし、(怪人がバカだったことも手伝って)あっさりコレクション回収に成功したものの、突如変身してルパンレンジャーに襲いかかり、コレクションを押収することに成功。巨大化した怪人もパトレンジャーと協力して撃破し、パトレンジャーから一応の信頼を得るものの、実はそれは前もってルパンレンジャーと打ち合わせた狂言だった。権限を盾に強引に自分の理屈を通すだけでは信頼されないことを見越して、警察官としての行動を見せることによって信頼を得ようとするのは、確かにうまいやり方ですね。どこまでも抜け目のない男ですが、魁利の言う通りノエルとは信用するよりもこちらも彼を利用することを念頭に付き合うのが一番正解であるように思えます。一方、ノエルの前にはコグレが現れいつものようにコレクションの引き渡しを要求するも、すぐにはそれに応じず「その前に少しお話を・・・」と切りだすノエル。どちらも信用ならないこの二人の間にも、何か微妙な思惑の違いがあるようですね・・・。