BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

今週のウルトラマンオーブ 第3話感想

 突如として水道水が酷い悪臭を放つようになる事件が発生。ガイの行きつけの銭湯も臨時休業を余儀なくされ、事態解決のためガイは動き出すが・・・。

 前回のオーブとマガバッサーの戦いでの実況がウザいと炎上しへこんでいるジェッタに笑いました。言っちゃ悪いですが、確かにあの実況はうざかった。既に行きつけの銭湯の店主と顔なじみになっているガイ。店主を演じるのは仮面ライダーアギトのラーメン屋台の店主やアバレンジャーの恐竜やの常連客の役など、特撮に出てくる店の関係者といえばこの人という妙なポジションを確立した感のある諏訪太郎さん。悪臭騒ぎの調査が自分のところでは手詰まりだということでSSPに助けを求めてきた渋川さん。彼以外の隊員は登場しないし、怪獣戦闘には毎回参加しないし、いい加減ビートル隊の存在意義というものを示してほしいところです。

 悪臭騒ぎの元凶として登場した水ノ魔王獣、マガジャッパ。マガバッサーに続く新規造形の怪獣ですが、ゲスラやムルチ、ガランといった過去の魚系怪獣を思わせる要素をうまく取り入れたよいデザイン。その最大の武器は、ズバリ悪臭そのもの。過去に毒ガス怪獣はわんさか登場しましたが、単純に「臭い」という点を前面に押し出してきた怪獣はこれが初めてなのでは。悪臭以外にも八つ裂き後輪を弾く表皮、高圧水流、吸盤で敵を引き寄せる吸引能力、透明化能力と驚くほど多彩な能力を見せましたが、タロウとメビウスの力を合わせたオーブの新たな力・バーンマイトの前に撃破。普通なら水属性の敵相手に炎は効果が薄そうですが、そこらへんが真逆なのが最近のウルトラらしいです。