BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

今週のウルトラマンジード 第14話感想

 極秘任務を受けて地球を離れたというゼナに代わり、彼と同じシャドー星人であるクルトとコンビを組むことになったモア。しかし、クルトは怪しげな行動を取り始め・・・。

 かつて「ウルトラセブン」に侵略者として登場したシャドー星人。そのシャドー星人であるゼナが、どちらかといえば宇宙人のための組織とはいえAIBで地球の平和を守るために働いていることに若干の違和感は感じてはいましたが、いよいよそれに迫る回でしたね。ゼロによればこの宇宙でのシャドー星はベリアル軍との戦いで壊滅状態に陥ったそうで、ウルトラマンたち以外にもベリアルはあちこちの宇宙人の恨みを買っていそうです。何らかの理由でそれまでの好戦的な行動をやめてAIBのエージェントとして働いているゼナとは異なり、いまだ母星再興の夢を捨てきれないクルトが召還したのが、シャドー星の最終兵器であるゼガン。既存怪獣の合体であるベリアル融合獣とは異なり、ジード初となる全くの新規造形の怪獣ですね。見た目といい登場シーンといい鮫を彷彿とさせる怪獣ですが、命中したものを異次元に送り込む光線を武器とするなど、最終兵器の名に恥じない強力な怪獣。そして、ジードとゼガンの光線の撃ち合いにより発生した次元のゆがみにモアが吸い込まれてしまうという、予想外の展開に。このあいだ登場したばかりのマグニフィセントがこのような事態を引き起こすとは想像していませんでしたが、果たして、異次元に吸い込まれたモアの運命は・・・。